2002年5月   <4月の日記へ<写真集へ<サイトマップへ<徒然ガイド日記へ
5月2日(木)曇り時々シャワー
待望の日本食レストラン(いろは)にいくことが出来た。
う〜ん、複雑、期待が大きすぎたせいかもしれないが、勿論量は多いと思うが、味は特別美味しい!と叫ぶほどではないなあというのが私の感想。私はついてくる刺身に引かれて、焼き魚定食にした。刺身はサーモンが3切れのみで、ちょっとがっかり。やっぱり、刺身か、寿司定食にすべきだったな。寿司にはうどんがついてきて、ボリュームたっぷりだ。店の雰囲気はなかなか良い。
うれしいことに、結局オフミ仲間が全員で6名も集合し、私は前回たこ焼きオフミにいけなかったけど、メンバーの大半に、久しぶりで会えたことになる。お昼休み組が2名が抜けたあとも、4名は私を含めて仕事がOFFなので、その後もCAFEにてダベリング。
けれど、私も、会社に書類を届けねばならず、途中で抜けた。
朝のうちに、買い物を済ませてあったので、豚の生姜焼きが今日の夕食のメイン?となった。
フランクフルトのクライネマルクトだけで豚肉の薄切りや、すき焼き用の肉が買えるので、1KGずつ買ってきたのだった。(ちなみに2KGで22.5EUR日本円にして約2700円)
旦那も久しぶりの日本食もどきに、大変満足のようだった。やっぱり、日本食が一番。ほっとする。
5月3日(金)曇り時々シャワー昨日と変わらん、、。
あ〜ん、もう明日からはたらかにゃー。
明日はつばさちゃんちで、パーティがあるっちゅうに、いけん。残念無念!!6月に帰国するまでには会ってねー。
今日のモーニングコールは、とあるエージェントの人だった。
なんだかんだと、昨日も夜更かしで旦那が出て行ったのすら知らんかった悪い奥様。
明日の仕事をチェック。OFFICEに質問事項を尋ねる。
夜、ハイデルベルグのホテルに電話して明日のハイデル到着時間が、20分ほど遅れるかもとインフォーム。50分ではハイデルまでいけないでしょうに、、それも大型バスが。アウトバーン100KM制限があるんですよね。乗用車なら140KMで飛ばせば、いけますけど、、。お客様と最初に会うときが大切です。其のときの印象でTOURがやりやすくなったり、やりにくくなったり、、。最初に謝らねばならない状態を作りたくはありません。
夜食は、昨日のすき焼き用のお肉で肉ドン作りました。お茶は、いちこちゃんに教えてもらって取りに行ったオーデンバルドのお水で作りました。いや〜、美味しいのなんのって、、。軟水らしく、緑のお茶のマンマでした。
はやく、UPしないと、、。写真も撮ってあるのに、、.。いちこちゃん、FAXまでくれたのに、ご免なさい。
5月7日(火)晴れ時々曇り20度近くまで上がった。
今日は一日中、殆ど電話に明け暮れる。久しぶりに色んな人と通算で4時間はしゃべったかも、、。ようやる、、。
喋る元気があるってことはよいこと?
でも何てこった!!
あしたの仕事、TOURDESKのはずが、なんとお客様から直接の電話があり、BADENBADENとSTRASBURGになってしまった。これは8時間ではいけませんよ!!あ〜あ、折角、明日はFRAで仕事だとおもってたのに、、、さ。
5月10日(金)雨のち晴れ
昨夜は倒れるようにして寝床に入った。
朝、7時に目覚めて、うわ〜、大変、!!遅刻だNO SHOWだ!!と頭の中がぐるぐる回る。
そして、落ち着くと、今日は仕事は無いんですよね。
こんな日が何回シーズン中にあることか、、。ここは、どこ、私は誰??と、思うことが何回かあった。
そして、前日だというのに、駅まで行き、電車に乗り込み、もう一度旅程表を見て、うん?もしかして今日は明日じゃないんじゃないの?(何て馬鹿なことを考えるときも)そんなことも、今までに、実際にあった。前日と今日を間違えることがなかったのは幸いである。
そんなことをしたら、もう大変どころのさわぎではなくなるのが、私達フリーのガイドの宿命だ。もう、仕事がこなくなる。
改めて寝なおし。今日はウィスバーデンまで買い物にいこうと張り切っていたのだが、昼のNHKを見ようと起き上がるのも苦痛。止め止め。どうせ、ろくな洋服売ってないも〜んと、自分をなぐさめめる。明日は又MUCだ。明日のために、体力を蓄えないと、声も大事にしないと、、、。あ〜あ、ドラマをやっていたとき、自分の身体は自分でコントロールできなければいけない。病気になることも、自分のせい。病気だから練習休みます?!相方はどうするんだ!それまで、女子校育ちで、甘やかされて育ってきたから、其の先輩の言葉に、たじろいた私だったけれど、、、。其の先輩は某大企業の教育担当をされていたようだが、近くに行ったときに、お訪ねしたら、なんと、くも膜下出血で、ちょうど入院されたところと其のとき、聞いた。もう12年になる。どうなさっているのだろう?
尊敬できる先輩のひとりだったのに、、。
でも仕事上でしはこの先輩の言葉は正しいと思っている。病気になるのも、やはり自分自身を管理できないからというのには、一理あるとおもうのです。どうでしょうか???
5月13日(月)曇りのち晴れ
ドイツのキセル?
昨夜のICEは混雑していた。キリスト昇天祭の4連休の最終日だったので、いつもは70%以下の乗車率のいつもの電車が通路まで人が溢れていた。さすがにマンハイムを過ぎると後1時間で終点。私の指定席のコンパートメントも、空きが出来た。そこで、空席に座った若者。座った途端本を読み始めて、車掌がどなたかご乗車された方いませんか?とドアを開けても知らん顔で本を読んでいる。もう一人の乗車客も私と同じように、ちらっとかれの方を向いたが、知らん顔。あんた、今のりこんできたでしょう?なんで、車掌に切符をみせないの?というのが、我々の疑問点?なのだ。

多くのヨーロッパの駅には改札口が無い。乗車券が無くてもホームに行くことが出来て、電車にも乗り込みは可能。
ただ、このように、特急などは停車駅の度に、殆どの場合、このように車掌が自分の担当する車両を、切符拝見とまわってくるのが普通だ。其のときに、追加料金などを払うシステムなのだ。車掌がこの人はどこまで行く切符を持っている人なのかを覚えていたら、別だが、まず確かにこの人は以前から乗っていたかどうかぐらいはわかっても一人一人の行く先まではまず記憶不可能なのでは?と、以前から疑問だった。こんなに混雑している電車なら、新しく乗車した人かどうかも、今日は怪しくなるのではと思う。勿論私はこのコンパートメントから出ていないので、彼が通路に座っていて席が空いたので入ってきたのかどうかも、解からないのだが、、。でも可笑しいのは、車掌の検察が過ぎると、本を読むのを止めたことだ。そして彼は、次のマインツでチュースといって、下りていった。

もうひとつ、以前、すご〜い!思ったことがあった。
やはりICE(新幹線)で、私はMUNCHENから乗車し、たまたま、食堂車をぬけて、2等車両へと向かっていた。始発の食堂車に早々と座っていたおじさんがいたので、彼がいたことは確認していた。ULMを過ぎると1時間以上シュトットガルトまでは停車しない。私はいつもこの時間を食事に使っていた。食堂車までトランクを持参するのはイヤだし、それ以前だと、停まった駅で、持ち出されて盗まれることを、恐れてである。ちょうど、夕食の時間帯でもあるので、食堂車は混雑していた。そして、あの始発から座っていたおじさんの前の席しか空いていなかった。で、しょうがなくおなかのすくのには勝てず、どうせ食べたら行くんだからと思って、前の席に座って、注文した。案の定混雑しているので、注文さえなかなかで、とうとう、次の停車駅までに、食事が終わらなかった。おじさんは、ちびりちびりとドリンクを飲んでいた。そして、これ見よがしに、チケットを半分お皿にはさんであった。もうチェックしてもらいましたよ!というように、、。彼はシュトットガルトで下りていった。チケットをそのまま忘れて、、。別に取り立てて必要ないと思ったのだろう、、。さて私も、漸く食べ終わり、お皿をかたづけてもらった時に、何気なく忘れられたチケットを見た。え〜!!これって!!シュットットガルトまでではなくて、ミュンヘンの次の停車駅のアウグスブルグまでなのだった。あのおじさん、アウグスブルグからシュットトガルトまで、キセルしたてたんだ〜!
5月18日(土曜)犬!と子供?はドイツ人に躾させろ!?(その1)
久しぶりにウィスバーデンへお買い物に出たが収穫なし。私のお気に入りのセカンドハンドショップでは、旦那の同僚約2名に遭遇。まったく、ユーロになって物価が2倍とまでは行かなくても確実に30%は上がっている。其のせいか、どうか、イタリア人の経営するブランドセカンドハンドショップは大盛況である。考えてみるとこの店に顔をだしたのは、今年の初め、日本から本物のゆきんこがきたとき以来である。彼女も、ESCADAのジャケットをGETして喜んで帰った。でも今回はサイズが残念ながら合わなかった。又ちょくちょくチェックにこなければ、、。
帰りの車の中で、旦那がやりきれないというように、昨日成立した、新しい基本法(ドイツの憲法)についての話を、し始めた。
EU諸国の中で初めて画期的な動物保護法が今までは州レベルだったのが、基本法として成立したのだそうで、これでもって、より強力に動物達が守られるらしい。例えば、実験動物に対する規制、ブロイラーチキンの規制、動物を輸送するときには、十分なスペースを彼らに与え無ければならないとか、これからはより一層の配慮をもって動物に接しなくてはならないそうだ。何しろ、憲法に定められた動物の権利なのだから、、。これは、連立政権をとったときから緑の党が成立を目指していたことだそうだが、ことごとく其のたびにCDU(キリスト教民主党)の反対にあって、不成立だったのだそうだ。でも今回は総選挙が近いこともあり、ちょっとこのところ背水の陣の感のある今の政権に追い討ちをかける為と、老婦人の浮動表を獲得するためか、CDUも賛成にまわって成立されたらしいのだ。ドイツも圧倒的にご婦人の方が長生きだし、一人暮らしの老婦人の一番のよき友は小型犬である。CAFEにはき飾った良くお帽子をかぶり、小型犬を携えたご婦人方に遭遇するが、彼らへの人気取りのためにはCDUも動物愛護の観点からの法案成立に、今この時期に、反対は無理だろう。
なぜか私は犬公方と呼ばれた5代将軍綱吉を思い浮かべてしまった。何か、間違ってるんじゃない?本末転倒と言うか、、。
ガイドをしていてお客様がドイツって学校を見かけませんが、小学校は無いのですか?と聞かれることは頻繁である。つまり、日本の小学校には、それぞれの学校にグラウンドとプールなどもあるのに、こちらの学校には、個別の学校にはそれらが無いからだ。だから、バスでそばを通っていたとしても、気がつことはまず無い。各地域にはスポーツのできる施設はあるが、それは各地域のスポーツクラブなどとも、共同で使用するので、各学校の教師が予約をしなくてはならないシステムである。例えばサッカーの授業をしようにも、プールの授業にも教師がスクールバス予約して出かけていくのが普通である。自治体の所有なので、例えば、プールにはKIOSKもあり、いわゆるお菓子なども売っている。うちの旦那は買い食いを禁じたために、其のKIOSKの経営者と喧嘩になったそうだ。商売の邪魔をするのか!というわけである。我々から考えると授業中に買い食いも無いだろうと、思うが、語学学校時代を考えると、授業中でも皆何か食べていたなあ。最初は目を疑ったし、どうして先生が止めもしないのかも不思議だったけれど、、。今日も郵便配達の人がアイスクリームをなめながら、配達していたし、スーパーのレジーでも、レジーの合間に、パンケーキを手でちぎって食べながらお金を勘定していた。(あ〜汚いなあ)お金を触った手で食べてる〜と、思ったりするのだ、、、。おっと、.話がそれた。
兎も角、お犬様は、犬小屋を置く敷地は15kgの犬には4平方メートル、45kgの犬なら10平方メートル(いちこちゃんのHPより抜粋)が守られなくてはならない訳だが、人間(つまり生徒)には、これは適用されない。旦那のクラスは現在12名。学校制度が違うので、
人数は増減がある。でも彼の教室広さは約30平米ほどで、PCも5台おいてあるので、12人には明らかに狭いのだ。犬なら3匹しか飼ってはいけない広さである。でも人間にはこれは適応されない。どんなにく窮屈でも机といすが並べられればそれでよいのか?身動きの取れないブロイラー状況に学校があるのに、動物愛護が聞いてあきれる。
残念ながら、HESSEN州は教育レベルが16州中で一番低いといわれる。文部省がないこの国、教育文化に関する最高府が州レベルなのに、人権の上に犬権あり?
5月25日(土曜日)うるせ〜やつら!犬と子供はドイツ人に躾させろ(その2)
昨夜はバタンキュ〜で眠りについた。
今日は、うれしいMLオフミ。ちょっとおばさんで皆さんの会話についていけず、まして子供の年齢を聞かれて恥ずかしかった。皆さんのように小さなお子さんはもういないのです。多分子供の年のほうがこのメンバーの方々には近いかも知れないなと、思ってしまう。ぐりゅんさん、どうもお世話をおかけいたしました。でも、私はとても楽しかったです。其の中にいられただけで、、。ご迷惑だったかもね。いろはのにぎりLUNCHも頂けたし、感激でした。もうちょっと、いたかったなあ〜。
その後、ゆーみんと共に土曜の午後の雑踏に買い物をするのに疲れたまま、いるかの会へと急いだ。
いつものように、最終に乗って帰ったが、其の電車の中は、アイスホッケーFUNで満席となった。若者が圧倒的に多いが、なかにはええ年の大人も混じっている。阪神FUNの100倍うるさい!!公共の場も省みず、勿論歌は歌うし、だが一番耳にイヤなのが笛だ。ピーピーとずっーと鳴らしつづける。普通の乗客の割合は10%ほどであろうか!皆耳に指栓をして耐えている。勿論、私もゆーみんもだ。話が出来る状態では到底ない。よく日本人は群れていてグループになると恥を忘れるなどと言われるが、ドイツ人の比ではないだろう。勿論、これはここに歴然と存在する階級のよっても違う。教育レベルによっても違う。でも国民の3分の2、つまり大多数が、日本の平均的な教育レベルからいうと、明らかに低いレベルの人たちだ。殆どの子供達が専門学校を含めると高校卒業後も何らかの形でもっと上の教育を受けるのが当たり前の日本とは違う。大人になっても、悪い意味で子供じみた人たちが多い国でもある。こんなことを書いたら、きっとうっそ〜!ゲルマン民族は優秀でうんぬん、、というステレオタイプにとらわれた方々は信じないかもしれないが、大学生活を送られ、アカデミックな雰囲気の中だけでドイツで生活されるのなら、それはドイツの生活のほんの3分の1以下の人たちが営んでいる生活なのだ。我々日本人とは価値観が違うというと、もう、其の一言で済まされてしまうが、なんとも、解せないことが多々ある。騒音に敏感、昼間の2時間ほどは(13時から15時ぐらいまで)静かにしていなくてはならない、集合住宅では掃除機をかけるのもはばかれるという、このドイツで、何たる騒音なんでしょう!!周りの大人は完全にあきらめている、、。もっとも、其の大人たちもグループで旅行するときにはひどいものだ。以前、シンガポール航空であんまりドイツ人グループがうるさいし、歩き回って酒盛りはするし、スッチーに言ってもお手上げ状況だったので、相手のTourleaderと直談判した経験がある。そういや、一昨日も、ミニバス乗り場でまたまたドイツ人おとくいの横入りグループのじじばば連総勢40名ほど?に、あんたらそんなんして恥ずかしくないの?!って聞いたら、むかつくことに、ぜーんぜーんだって、!!なんと、ええ年したレザーの半パンの民族衣装を着けたLeaderは私のほうを向いてあっかんべーをしたんです!信じられますか??結局ざま〜みろ、ですが、ミニバスの切符売り場のおね〜ちゃんが、売り場から飛んできて、ちゃんと鎖の中に並ぶよう大声で叫びました。じじばばれんは、何でこんなアジア人の後ろにならばなあかんねんむかつくと言わんばかりでしたが、しぶしぶ、おね〜ちゃんに従ったのでした。日本の、おばたりあんも真っ青の行動パターンが繰り返されるのです。
犬と子供はドイツ人に躾させろ、というフレーズは完璧に死語になった今日この頃のドイツです。
5月26(日曜)晴れ時々曇り
今日はうれしいことが、、。なんと、旦那がストロベリーケーキ(とはいってもスポンジケーキは市販ですが)を作ってくれました。こんなことは、結婚して初めてですぞ!チーズフォンデュ以外作ったことが無い人だったのです。昨日も、丸1日遊びまわっておりましたのに、家の中は荒れ放題ですのに、、。ちょっと反省。