1992年1月のことだった。 
      HTLのオーナーTOMMES氏は宿泊客の幾人かと以前はスレート 今はワインケラーである採掘鉱で、いつものようにワインテイスティングをしていた。 
      宿泊客の一人が突然、ここにはすごいエネルギーが満ちている。と言い出した。
      TOMMES氏は彼がもうすっかり酔っ払ってしまったものと、 あまり気にもしなかったのだが、、。
       
      それが今ではノルデナウ現象と呼ばれる事象の始まりだった。  
       
      その宿泊客はサイコテラピストだった。 
      彼はその信奉者達をつれて、度々この地を訪れるようになった。 
      エネルギーの磁場の話、そしてそこにあふれ出る透明な泉からの水の話はだんだんと
      有名になっていった。
 
       
      その話を聞きつけてか、1997年2月からこの現象、つまり身体が癒される、22年来の頭痛から 開放されたりガン患者からがん細胞が消え去ったりというようなことが、果たして真実なのか? ということに科学のメスが入ることになったのだ。 
      長期にわたり臨床患者を見守り、 アンケートを取るというような地道な調査が大学の研究者達によって、
      始められるようになった。 そして、それは他所の水の研究も既に始めていた、日本の九州大学の白畑教授のグループとも、
      協同してもなされるようになった。日本においては特に水について、もう16もの論文も
      発表されている。 
       
      1999年4月にスイスのルガノで催された動物細胞学会でも515人の臨床結果がノルデナウ現象として発表された。今までに1000人以上の患者の追跡調査が行われつつある。このようなことの調査は慎重に長期にわたって行われなくてはならないし、又、患者にどのような生活習慣があるのか、どのようなキャラクターなのか等も、重要な調査対象としなくてはならない。何でも信じやすい人なのか、タバコを吸うか吸わないか等といったようなことまでも調査対象を細分化して調査を続行中である。  
       
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