あっちの水は酸っぱいぞ

羊さんにこんなにも長い尻尾があるのをご存知でしたか?水汲み場のそばで飼われていた羊さんです。

クリスマスの家族の集まりに珍しく義理の弟がやってきたので、義理の両親を含めた家族全員でビデオ鑑賞会となりました。第2話の奇跡の水ノルデナウの特別番組が、クリスマス前に放映され、偶然チャンネルをつけた私はびっくり。この洞窟はもしや、、?全くそのとおりで番組の中には、日本人の、毎年10日間泊まりに来られるご家族や、論文を発表されたという九州大学の白畑博士も登場されて、活性水素が老化を防ぐ話などを、されていました。残念ながらその日の放送は途中からだったので、ネットで次回の再放送の日を調べて、幸い次の日に又あった再放送を、ビデオに撮ったのでした。30分の番組の後、私がふわふわした感覚が忘れられないと感想を話しても、私以外の人たちは、なんとなく怪訝な感じで、それなら、ノルデナウの300人の村民は老化しないはずだなどと、言い出す始末。まあ、そういわれれば、別段村人が若者ばかりもしくは長寿の人ばかりとはいえませんけれど、、。でも、何かあるに私は違いないと自分の中では確信しています。
そのときに、義弟が奇跡の水より美味しい水がある!と断言して譲らなかった場所がここなのです。(ちなみに弟はそれを飲んだことはないのですぞ!
なんで、くらべられんねん?)
内心ムカッときた私はそれなら、行ってみようじゃない!そんなにいうのなら、、。と言う訳でやってきましたRUECKERSHAUSEN。(後ろに在る家並み?っていう意味かな)ここは家から約18KMほど離れたタウナスの山中にあります。タウナス山地はフランクフルトの北側にある、南斜面は超高級住宅地窓からはフランクフルトの高層ビルなどもきっと見下ろせるのでしょう。田園調布か芦屋ってかんじです。ちなみにウチもこの町も裏側,つまり北側にあります。かなし〜。
町というか?村の起源は879年で結構古い。この井戸は野ッ原の中にありました。近隣の人たちには、アントニウスの泉として、もう有名な場所でしたが、ボーリングをしてこのように設置されたのは1779年のことだそうで、1887年1月1日にはHEILつまり効用の在るミネラルウォーターとして、飲料水として認められて、お水の工場ができ、1923年まで操業していたそうです。でも第1次大戦の余波を受けて水工場はあえなく倒産。工場の建物などはすぐに売り払われて今は跡形もありませんが、既に効用も認められたドイツ人の名水は、いまだ不滅です。そしてこのお水のあだ名はSauerwasser、つまり酸っぱいお水です。これは、このお水の味からきているようです。そして肝心のお味の方は?というと、私も日本人の友人もぎえー!と、思わず叫ぶお味です。だって、炭酸はたっぷりだし、硬度が高いのか、舌触りがなんともざらざらとする感じ。そういえば、ドイツ人のミネラルウォーター感覚は、ミネラル分が多ければ多いほど良いお水。硬度が1000以上が良いお水なんだそうです。これまた価値観の違いですよね。私にとっても、そしてきっと、多くの日本人にとってもこの水は美味しい水とは言いがたいのではと思います。旦那は美味しい美味しいの連発で,今度はカートンもって取りに来よう!ですと。
悪いけど、勿論私は、PASSです。
ずーと向うの方に羊サンが見えていますでしょ?